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水難事故

8月14日、木崎浜にて水難死亡事故が発生した。
全国放送で取り上げられた事故なので、知っている方も多いだろう。




この死亡した男児は、僕の友人。




たまたまサーフィンスクールのため到着した木崎浜で、『男の子が溺れている!』と聞き、ビーチに走ると、サーファーと一緒に女の子が泣いていた。その女の子は、溺死した男児の姉であり僕の友人。兄弟仲良くいる姿を幾度となく見ていた僕は、溺れているのが誰かを確信した。本当に信じたくない事だったが冷静に受け止め、青島で待機するライフセーバーに通報、応援を要請した。


事故が発生してから約3時間後に海中に沈んでいるのを発見。迅速な心肺蘇生法がほどこされ、病院へ急行、ドクター達の懸命な医療が行われたものの、救出から約2時間後に死亡した。






この男児は、蕎麦が大好物で、貝殻集めの大好きな小学1年生。




今回の事故で、己のライフセービングの技術・知識の低さを痛感させられるとともに、レスキュー活動の行われている真横でサーフィンをし続けているサーファーの危機感の無さ、陸の上で客観的に傍観者を続ける人達の多さに怒りが込み上げてきた。
一方で、遠方より駆けつけてくれた多くの仲間達、レスキュー活動に協力してくれた名も知らない人達に心から感謝したい。






他人だろうが友人だろが、命の重さは同じではないだろうか?





わずか7歳の友人が、自分の命を懸けて僕達に教えてくれたものがある。
理解しようとしない人達に対し、どうこう言うつもりは無いし、どうこう言われる筋合いも無い。
現場にいようがいまいが、感じ・行動するべき時ではないだろうか?














僕の友人へ、心よりご冥福をお祈りします。

by kengo_nakasako | 2010-08-16 22:46 | 日記

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